株式会社ロスコ・マーケティング クリエイツ

Peachに乗ってみた

2013/03/17 12:32

 

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空港バスの窓から見える関空の第2ターミナルは初めてだが、外観はなんの装飾もない工場みたいなビルで、気合いの入りすぎた第1ターミナルよりもよほど好感が持てる。
朝の6時台のためターミナルに駐機しているのはPeachばかり5機も並んでいて、薄紫色の機体が朝日に映えて、美しい。

ターミナル内に入ると出発がPeachに集中しているため、すぐに長蛇の列ができるが手荷物検査は手際よく、ストレスを感じないうちに手荷物検査場を通過できた。

機内への案内は、窓際の指定席からである。機体の奧の席から案内するというよりもよほど合理的で、スムーズだった。
Paeachの機体はすべて新品で中古は使わないらしいが、目に触れるもの、体に触れるものについては妥協しないという、人間のホスピタリティに対する深い理解は共感できる。住宅やマンションデベもそういう人に対する深い理解は見習うべきだろう。

LCCといえば座席の前後が狭いわけだが、今回は800円追加で、非常口席にしたため、新幹線なみのゆりとで、ANAなどよりもよほど広い。

DSC_0006820円追加しても関空、長崎の往復が2万円未満で収まっているので、一昔前の夜行バス並である。

また、Peachを選ぶ人は節約志向のためか、この非常口席から予約が埋まるということもなく、今日も隣の席は空いていた。(他はほぼ満席)
機内サービスは有料だが、カプチーノを頼んでも200円である。こんなところからも「取れるところからは、取ろう」というスケベ心がなく、あくまでコスト構成とそこからくる合理的な価格設定が思想として一貫しているように感じた。

利用してみて、ローコストキャリアという名前の表現するような、単なる低価格志向ではなく、合理性を徹底的に追求した上で構築されたシステムとして機能していると感じた。全てにおいてコストを優先しているわけではないのだから、ローコストというネーミングそのもののがおかしい。
この航空会社を利用する乗客は、すべて合理的であるということに対して平等であり、合理性に関して受容性を持っている。「オレは○○クラスだから特別に扱え」というような傲慢さがない。

一般の航空会社にとっては、まだ飛行機に乗るということが、高いステイタスを持っていたころの価値を引きずっているのではないか。
飛行機もバスもそう変わらない時代になったのだから、飛行機だってただの乗り物にすぎない。
人というものの存在をおろそかにしない上での、徹底した合理性の追求が、新しい需要発掘の起爆剤になっていくように思った。

そういうわけで、一度でPeachのファンになりました。


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