勝木健太氏の書かれた「マウント消費の経済学」は、人間の潜在的な承認欲求が、様々な行動の根底にあることを浮き彫りにした良書であり、マーケティングに関わるものにとっては必読の書だと思われるが、人の行動の全てがマウントとして規定される他人との差違化、優越化にあるというのは少し抵抗感もある。
自分自身にしても「他人と違う自分」という自己像を持てたときにある種の満足感を覚えることはあるが、ある程度良識を踏まえたうえで、「人にどう思われても、評価されてもいいか」というような開き直りもある。他者より優れていなくてもよいけれど、自分の好きなスタイルでいたいとか、誰も来なくて良いから自分の好きなものに囲まれていたとか、そういう感覚があるのも事実であり、そういう相対的な比較という軸を持たない、自分だけの視点という消費もあって良いし、それをサポートするマーケティングというものが存在してもよいのではないだろうか。
「マウント」という言葉からくる、他者への優越性というニュアンスで全てを包括してしまうよりは、他者との比較軸というものの大きさを認めた上で、自己の中の絶対軸にもマーケティングのアンテナを張っていくことも必要なのではないはないかと思った。
N1マーケティングにはそのような絶対評価の構造をストーリー(因果関係)として捉えられる効果があるのではないだろうか。
2025/04/04 09:28
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